百見間口 9月は春の始まり

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コロナで学校が休校をはじめたとき、9月の年度始まりが話題になった。それこそ、保育園から幼、小、中、高で変更しようとすれば大変なことだ。しかし、大学に限って行えば、手間やコストはかかるかもしれないが、やりやすいのではないだろうか。春入学、秋入学の2回にするのである。
じゃあ、卒業時の新卒就職はどうなるの? という話であるが、実は新卒で就職した人のうち1/3は3年以内に辞めている。こうした状況があるからか世間では第二新卒なんて言葉もある。優秀な人材採用については、企業が柔軟に対応すればいい話だ。
もともと9月始まりはグローバルスタンダードのひとつとして考えられていたし、そこに直結するのは大学であろう。国外で働くことを考える学生にとって留学は必須に近いものがあるので9月始まりの学生ニーズはあるはずだ。教育に関してはまずニーズのあるところから変えるのがいい。
その次は、高校だろう。私立では国際コースなど、語学や多文化共生を趣旨とするコースが増えている。このコースに限り9月入学にする。本来4月に入学するのを9月にするため5ヶ月間はフリーになるのだが、その間、勉強や留学にあてれば、ある専門分野については、かなり学ぶことができる。
上記の国際コースを持つ高校などは大学の付属である場合もあろう。高大連携のひとつの方法とすれば、独自性が打ち出せる。
また、国がグローバル化といって、国際学科設立に補助金を出すならば、大学で9月始まりを導入することで補助金を増額するすれば、手を上げる大学も出てこよう。
世間では、小学校や中学校などの義務教育も含めて一斉に9月スタートにすることの是非ばかり問われているが、教育の多様性という視点に変換して、ここは学校にまかせてもいいのではないだろうか。
さらに言えば、全講義をリモート可能にすれば、社会人が学びやすくなる。リカレント教育の充実は少子化における大学運営の助けにもなる。1年に2回、入学のチャンスがあれば社会人にとってもタイミングがいいのではないだろうか。ついでに言えば、リモートは世界が対象になるので、これをうまく行えば、学生減少で悩む大学の経営を立て直すこともできるはずだ。
問題解決の視点は、しがらみや調整もありアイデアは出にくいが、発展的変化の視点にすればアイデアの創出は容易である。

もんさん

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