サブスクサービスのメリット・デメリット

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サブスクのメリットとは
定額サービスのサブスクにはいろいろな種類がある

サブスクリプションは定額料金サービスのこと。例えば、映画見放題、本読み放題、音楽聴き放題などがよく利用されています。その多くはインターネットで手続きできるため店に行く必要がなく、いつでも気軽に加入できるのが大きな特長です。本などは、ネット配信だと部屋でスペースをとらないというメリットがあります。「手軽さ」が特徴のサブスクは、新しいかたちのサービスです。

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サブスクリプションサービスとは

多くは月額料金を払えば使い放題

サブスクリプションサービスは、決められた料金を支払うことで一定期間サービスや製品を利用できる仕組みのサービスです。「サブスクリプション」「サブスク」とも呼ばれています。新しい言葉に聞こえますが、新聞や雑誌の定期購読、テレビの有料放送なども、広い意味でサブスクリプションサービスに入ります。最近では、インターネットの普及に伴い、動画配信や音楽配信のサブスクリプションがポピュラーになりました。「Netflix」でドラマや映画を観たり「Apple Music」で音楽を聴いたりする人が増えています。

動画や音楽、書籍だけじゃない

動画や音楽だけでなく、書籍やゲームなども、サブスクリプションで楽しめるようになっています。さらに、そういったデジタルコンテンツ以外のサービスも、次々とサブスク化しています。ファッションやコスメ、食品やサプリメント、自動車といった暮らしのあらゆる分野で、サブスクリプションサービスを利用できる便利な時代になりました。

電気やガスもサブスク?

電話や電気、ガスの利用(リカーリングビジネス)も、継続的に料金を支払うという点ではサブスクリプションに似ています。しかし、そういったリカーリングビジネスとサブスクリプションサービスは厳密には異なります。リカーリングビジネスは使用量によって支払う金額が変わりますが、サブスクリプションは定められた金額を支払うだけで済むからです。

サブスクのメリット

お試し期間で気軽にスタート

定額料金を支払えば、好きなだけサービスを利用できるサブスクリプション。ほとんどのサブスクがインターネットで手続きできるため、好きなときに、自分の都合に合わせて、サービスを活用することができます。

一番のメリットは、気軽に始められ、かつ気軽に止められるというコストパフォーマンスの良さ。お試し期間やトライアルが設けられている場合が多いので、自分に合ったサービスなのか、納得のできるサービスなのか、まずは無料で体験してみて判断することができます。

かさばらない、場所を取らない

DVDやBlu-ray、CD、本などの現物を持たなくてよい点も、サブスクリプションサービスのメリットです。従来は、購入した商品を物として所有する「買い切り」のサービスが当たり前でした。しかしサブスクは、あくまでも提供されたサービスを消費することに特化しています。動画や音楽、書籍を扱うサブスクは、パソコンやスマホ、タブレットが一台ありさえすれば、コンテンツ量を気にすることなく楽しめます。

ビデオソフトや音楽ディスク、紙の本には、置き場所や保存・管理といった問題がどうしてもついてまわります。サブスクなら、家のスペースを気にする必要がありません。

サブスクのデメリット

自分に不要なものも含まれている

サブスクリプションには、興味がないコンテンツや必要がないサービスも含まれている場合があります。特に、さまざまなジャンルがある動画や音楽のサブスクがそうです。時間を使って大量のコンテンツを消費できる人や、限られた分野を扱うサブスクを除けば、実際に利用するサービスが全体の一部分になってしまう可能性は高いといえます。

「この映画が観たいから」という理由で動画配信のサブスクに加入する人は少なくありません。実際、特定のサブスクでしか鑑賞できない作品は多数あります。ただ、あまりにもニッチな目的で契約すると、目的を果たした後はサブスクを持て余してしまい、宝の持ち腐れを感じてしまうかもしれません。また逆に、元を取ろうとして必要以上にサービスを利用し、生活習慣に支障を来たしてしまう危うさもあります。

利用しなくても料金が発生

サブスクは、利用ごとに課金する必要がないサービスです。定額料金を支払えば、好きなだけ利用できます。この便利な仕組みは、デメリットにもなります。サービスをそれほど利用していなかったり、全く利用していなくても、加入している以上は料金を支払わないといけないからです。

レンタルビデオ店では、基本的に、借りた分だけレンタル料金を支払います。定額で視聴し放題のサブスクのほうがお得のように見えますが、その月に何も視聴しなかった場合は無駄にお金を使っていることになります。

そういった事態を避けるためにも、できれば加入前にトライアルなども活用し、自分に合っているサービスか、本当に必要なサービスかを確認しておいたほうがよいでしょう。

サブスクリプションを利用する際の注意点とは

いくつも加入すると費用もかさむ

買い切りサービスに比べるとコスパのよいサブスクリプション。利用料が割安なうえ、ネットで完結できる手軽さもあり、複数のサブスクに加入している人も珍しくありません。しかし多くのサブスクと契約すれば、費用もかさみます。使い心地がライトな分、お金を使っている実感も薄れがちになるので、気を付けたいところです。

プランの自動更新に気を付ける

お試し期間やトライアル(仮登録)の自動更新にも、注意が必要です。多くのサブスクでは、仮登録の期間が過ぎると自動的に本登録へと移行します。気付かないうちに本登録となり料金が発生してしまう事態を避けるためにも、本登録するかどうかは早めに吟味して決めておきましょう。仮登録の期間内に解約すれば、料金は発生しません。

サブスクによっては、サービスやアイテムによっては別途有料となっているものもあります。使いやすいというメリットがあります。まずは無料サービスを利用して自分とのマッチングを確かめてから、有料サービスを検討してみることをおすすめします。

サービスが終了すると一切利用できない

サブスクは、解約するとサービスを受けられなくなります。当たり前と思われるかもしれませんが、いざ解約してから戸惑う人が多いのです。

サブスクのサービスは、商品として所有することができません。いつでも好きなときに利用でき、好きなだけ楽しめるため、ともすればサブスクユーザーは、動画や音楽などの作品を自分で所有していると思いがちです。特に、一度消費したコンテンツ(そのサブスクで鑑賞した作品)に対して起きやすい錯覚です。

もうひとつ、忘れがちな盲点があります。たとえユーザーが解約しなくても、サブスク側の都合で、不意にサービスは終了する可能性があるということです。そうなった場合、お気に入りのコンテンツも利用できなくなるでしょう。サブスクを利用する際は、「商品を手に入れるわけではない」と意識しておくことが大切です。

サブスクリプションの種類

音楽

一曲ずつ購入するのではなく月決め料金を払って何曲でも音楽を聴くことができる定額制のサービスです。Appleが提供している「Apple Music」や、Amazon提供の「Amazon ミュージック」、無料プランでもフルサイズで音楽が聴ける「Spotify」などが有名です。

動画・映画

映画やドラマ、アニメなどの映像作品を定額で視聴できるサービスです。オリジナルコンテンツが充実している「Netflix」は作品のクオリティの高さに定評があります。国内作品のラインナップに強い「Hulu」や、「Amazonプライム・ビデオ」も人気です。

書籍

小説やエッセイ、マンガ、ビジネス書、雑誌などの電子書籍を定額で好きなだけ読めるサービスです。幅広いジャンルを取り扱っている「Kindle Unlimited」、ライトノベルや文庫が読み放題の「電子書籍ストアBOOK☆WALKER」、メジャーな雑誌が揃っている「dマガジン」などがあります。

ゲーム

月額料金を支払えばゲームが遊び放題のサブスク。「PlayStation Plus」「Nintendo Switch Online」といった大手ゲームメーカーが提供するものや、Appleが展開する「Apple Arcade」、海外製ソフトいわゆる洋ゲーに強い「Origin Access」などが人気です。

ファッション

月額料金を払って衣類をレンタルするサブスクには、新作・新品の洋服を借りられて気に入れば自分のものできる「MECHAKARI」や、スタイリストのコーディネートをレンタルできるメンズ専用の「leeap」、高級バッグを扱っている「Laxus」などがあります。

ウォーターサーバー・浄水器

今や家庭でもウォーターサーバー・浄水器を備えるのは普通になりました。特に地震の多い日本では、飲料用ウォーターサーバーは、水質の良い水を普段飲むだけでなく、水の備えとして契約するケースがあります。

出会いや婚活

出会いや婚活もサブスクの時代。出会い系だけでなく、結婚相談所型もあり、出会いや結婚のスタイルに応じて探すことができます。

その他

他にも、毎月コスメセットが届くサービスや、食材や食品、料理が家に届くサービス、自動車をレンタルできるサービス、子どもが動画で学習できるサービス、自販機から毎日ドリンクが受け取れるサービス、定期的に花が届くサービスなど、いろいろなニーズに応えてくれるサブスクリプションサービスが存在します。

サブスクリプションはこんな人に向いている

目移りしてしまう人

ショッピングでいろいろな商品に目が行ってなかなか購入を決められない人には、サブスクがぴったりかもしれません。目移りがしてしまうということは、言い換えれば、好奇心が広がりやすいということ。サブスクはさまざまなジャンルや関連サービスを漁ることができるため、特定の商品に縛られたくない人に向いているといえます。

また、好きなものにはとことんお金をかけてしまい、結果的に浪費してしまう……。そんな人にも、毎月決まった料金で存分にサービスを利用できるサブスクがおすすめです。

ミニマリスト

なるべく物を所有したくない、常に部屋をすっきりさせたい場合、サブスクは暮らしのパートナーにうってつけでしょう。サブスクなら、どれだけサービスを利用しようとも、商品が物として溜まっていく心配がありません。断捨離もしやすくなります。

また、エコに気を遣っている人にもサブスクはおすすめです。デジタルコンテンツのサブスクなら物がいたずらに増えませんし、現物レンタルのサブスクも使い終われば返却するシステムなので物を捨てずに済みます。

出かけることが難しい人

商品を買いに外へ出かけたくても何らかの事情で出かけられない人にも、サブスクをおすすめしたいです。スマホやパソコンなどインターネットが使える電子機器が一台あれば、サブスクによって、暮らしに必要なサービスを効率よく利用することができます。

例えば入院生活の際も、音声配信や動画配信のサブスクを活用できれば、娯楽の幅が広がるのではないでしょうか。

利用者の声

音楽サブスクユーザー

「プレイリストが秀逸。自分好みの曲もすぐに見つかる」

「レンタルショップのCD棚が目の前にあるみたい」

「関連曲が聴けるランダム再生で、興味の幅が広がる」

動画サブスクユーザー

「話題作を、ながら見できる。最高」

「懐かしい海外ドラマが観れた。ラインナップがやばい」

「いろいろな言語の音声・字幕を選べて、語学の勉強にも便利」

書籍サブスクユーザー

「家にいながら店で立ち読みできる感じ」

「美容院が雑誌のサブスクを導入して、通うのが楽しみ」

「月3,000円以上だった週刊誌代が700円前後に。安すぎる」

ファッションサブスクユーザー

「洋服を返すときも楽ちん。洗わず袋に入れて送るだけ」

「服をためずにオシャレを楽しめる」

「結婚式用のブランドバッグをレンタル。めっちゃいい」

おわりに

サブスクリプションは、コロナ禍のライフスタイルとも相性がよいため、昨今ますます注目されています。以前のようには外出がしづらくなって、困っている人は、サブスクライフを検討してみてはいかがでしょうか。

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