デジタルキュレーターになるには、独自視点が必要

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デジタルキュレーターは情報の料理人

デジタルクラウド
今までにない仕事だから先駆者になれる

 あなたは、まとめサイトを利用したことがあるだろうか。そして、まとめ記事を作成する人々にはデジタルキュレーターという名前があるのをご存知だろうか。

 キュレーターとは元来、博物館や美術館で展覧会の企画・選定を行う仕事である。しかし、「デジタル」を付け加えるとその意味合いは大きく変化する。デジタルキュレーターは、インターネットにおいて情報を収集・整理し、それによって新たな価値や意味を付与して共有する仕事だ。

 ここでいう情報にはサイトやブログだけでなく、匿名掲示板やSNSの投稿なども含まれる。「ブロガーと何が違うのか」という疑問を抱く方もいるだろう。

 ブロガーは個人の意見や感想、体験がメインコンテンツであり、外部の情報を引用するのは必要最低限にとどめられている。

 一方で、デジタルキュレーターの目的は情報をまとめることであり、書き手の主観はあまり重視されない。実際には双方の垣根は低くなっており、ブロガーとデジタルキュレーターが同一の意味で使用されることもある。

役立つ情報を的確に選別する

 先ほど、キュレーターが博物館や美術館で展覧会の企画を行う人を指すと述べた。実際に足を運んだことがなくても、「ダ・ヴィンチ展」や「正倉院展」のような企画展の広告を一度は目にしたことがあるだろう。

 企画展では画家や時代、地域など、特定のテーマにフィーチャーした作品が展示されている。デジタルキュレーターも同様、ひとつのテーマに基づいたコンテンツを収集しなければならない。

 情報過多が叫ばれる現代、受け手にとって有益な情報を取捨選択し、必要に応じて情報を組み合わせる能力が求められる。

情報を提供する立場であることを常に意識しなければならない

 さらに、オンラインで活躍する職業だからこそネットモラルは欠かせない。人々を取り巻く情報環境は大きく変化し、情報発信が著しく容易となった現代……。マスメディアの網羅しないコンテンツに触れることや、特定の個人に関する情報を手に入れることさえ可能である。

 その反面、虚偽情報の拡散や個人情報の漏洩が問題視されている。アクセス数に応じて広告収入を得るデジタルキュレーターも多くいる中、集客目的での過激発言やいわゆる個人叩き・晒しなどモラルに反するコンテンツ展開は残念ながら少なくない。

 もはや、まとめサイトの影響力はマスメディアに劣らないほど増大している。事実の記録・保存・提供に携わるデジタルキュレーターの重要性に伴い、社会的責任も高まっていることを忘れてはならない。

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