医療事務の資格を副業に生かす!

資格でスキルアップ
医療事務の資格を副業にいかす

はじめに

安定して働きたいと思っている女性に人気の資格に医療事務があります。特に、大手通信講座ユーキャンの「女性に人気の講座ランキングTOP30」でも1位を獲得しています。でも、どうして医療事務が人気なのでしょうか? また、実際にどんな求人があるのでしょう? 本記事はそのような気になる情報に加えて、医療事務の資格を副業で活かす方法をご紹介します。

医療事務とは

医療事務とは医療関連施設の事務職のことです。病院やクリニックに行くと、まずロビーで受付をしますよね。そのとき、窓口で対応してくれる方が医療事務です。

医療事務の主な仕事は受付や会計の窓口業務に、レセプトの作成や点検です。レセプトとは、かかった医療費(診療報酬)の明細のこと。一般のお店でいうレシートと考えればわかりやすいかもしれません。もっとも、診療報酬点数表に基づいて算出するなど、作成や点検には専門知識を必要とします。また、医療機関は健康保険組合にレセプトを提出することで医療費を請求できます。だから、レセプト作成に関わる医療事務の仕事は、医療機関にとってとても重要なのです。

医療事務に資格は必要?

医療事務には国家資格がなく、民間資格しかありません。また、その民間資格がなくても働くことができます。

しかし、先ほど述べた通り、レセプトに関わる重要な仕事なので、医療機関としては有資格者を求める傾向があります。加えて、窓口対応業務では、患者さんから会計に関する質問をされることもあります。そのことを考えれば、医療事務の資格を取得し、医療保険制度や診療報酬の知識を持っていたほうが安心です。

「副業」で医療事務がおすすめの理由

医療事務は、安定して副業を続けたいという方におすすめの仕事です。実は、医療福祉の分野では、同業種での副業割合が51%で同じ業種で副業をしている方が多いことに特長があります。

同業種以外では、その他サービス業(13.0%)、卸売業・小売業(9.5%)、教育・学習支援(7.9%)、宿泊業・飲食サービス業(7.8%)、製造業(2.0%)、その他(8.8%)となっています。

労働市場の構造変化の現状と課題についてより

医療事務は医療福祉の分野にあたりますが、上の表のように同業種での副業が多いだけでなく、他の業種に付いている人にとっても副業がしやすい分野と考えられます。特に教育・学習支援に携わる人が医療・福祉の業種を副業にする傾向も見て取れます。

副業が多い理由は主に4つあると考えられます。

  1. 求人数が多い
    厚生労働省が行った統計調査によると、2019年時点で日本国内の医療施設は179,416件です。同年のコンビニエンスストアは全国に55,620店舗なので、街中のあちこちで見かけるコンビニより約3倍も多いということになります。それだけの数の医療施設があるということは、求人数が多いということになります。
  2. 需要が安定している
    景気が良かろうと悪かろうと、人は医療施設を利用します。そのため、医療施設での仕事も安定しているといえます。また、医療事務という名の通り、業務内容は事務作業が中心で体力仕事ではありません。年齢を問わず働くことができるのも魅力です。
  3. ライフスタイルに合わせた働き方がしやすい
    求人数が豊富なぶん、求人内容や雇用条件も多種多様です。「自宅から自転車で通勤できる範囲がいい」「午前中だけ働きたい」「週末限定が希望」など、自分のライフスタイルに合った条件の求人に出会いやすいところも、医療事務がおすすめの理由です。
  4. 資格が取りやすい
    医療事務の資格には受検するために必要な条件がなく、誰でも受けることができます。難易度も高くないので、数ヶ月という短期間での取得も目指せます。比較的気軽に手に職をつけられるというのも、医療事務が人気の理由でしょう。

医療事務でどんな求人があるの?

医療事務の求人は、正社員採用やフルタイムのパートまで含めると膨大な数にのぼります。そこで、ここでは副業としてサクッと働きたい方向けの条件にしぼって、いくつか紹介します。

タウンワークで事例紹介

午前のみ・午後のみ限定で働きたい

心療内科
  • 勤務時間 午前/9:30〜13:15 午後/15:00〜20:00
  • 報酬 時給制 1,200円〜/1時間
クリニック
  • 勤務時間 8:45〜12:45
  • 報酬 時給制 1,100円〜/1時間

※扶養内での勤務もOK

歯科クリニック
  • 勤務時間 午前/9:00〜13:00 午後/14:30〜18:30
  • 報酬 時給制 1,200円〜1,500円/1時間

短時間のシフトを希望する場合は「スキマ時間活用」や「家庭との両立」などのキーワードが入っている求人情報を探すのがポイントです。

週末限定で働きたい

脳外科クリニック
  • 勤務時間 午前/8:30〜12:30 午後/14:45〜18:30
  • 報酬 時給制 1050円/1時間
歯科クリニックA
  • 勤務時間 土曜日 午前/10:00〜13:30
  • 報酬 時給制 1,200円〜/1時間
歯科クリニックB
  • 勤務時間 午前/9:00〜18:00(日曜日は17時まで)
  • 報酬 時給制 1,200円〜/1時間

※1日4時間〜OK

週末を休診日とする医療機関が多いため、週末限定の求人は歯科クリニックが多めになります。

タウンワークで仕事を探すなら→こちら

ママワークスで事例紹介

医療事務は仕事の特性上、病院やクリニックなど現地勤務がほとんどです。しかし、最近は在宅ワークでの案件もちらほら見かけるようになりました。

介護支援や訪問介護に関するレセプト業務など
  • 勤務時間 自由(在宅ワーク)
  • 報酬 時間単位制 1,000円〜/1時間
訪問看護等の書類作成業務
  • 勤務時間 自由(在宅ワーク)
  • 報酬 業務内容によって変動(例:領収書の入力 10円〜12円/1件 請求に関わる実績記録表の入力 5,000円/月額)

レセプト業務には特殊なシステムを使用することもあり、在宅ワークでの求人を探すのは難しいと思います。自宅で仕事をしたいと考えている方は、求人を見つけたらすぐに応募するのがよいでしょう。

ママワークスの運営会社による→フルリモート求人特化型転職支援サイト【ReWorks(リワークス)】

ココナラで事例紹介

ココナラは自らの持つ「スキル」を販売するクラウドソーシングのサービスです。求人や案件に応募するのではなく、求職者自らが仕事を募集するのが特徴です。医療事務の資格や経験を活かしたものには、次のような事例があります。

医療事務資格の勉強指導
  • 料金設定 500円〜1,500円/1回
医療事務の経験談を伝える
  • 料金設定 160円/1分
レセプト業務の相談対応
  • 料金設定 1,000円

ココナラでは実務というより、ノウハウを伝授するタイプの仕事がメインになります。勉強の指導や相談対応はwebを通しての対面で行うことが多いため、もし取り組むのならwebカメラやヘッドホン、マイクなどの準備をしておきましょう。

ココナラでスキルを販売するなら→サービス内容をみる

医療事務のスキルを活かす

医療事務のスキルは、医療施設で働く以外に活かす道はないと思われがちです。しかし、考え方次第では次のような活用方法があります。

介護事務、調剤薬局事務の資格を取得し、活躍の幅を広げる

介護施設や調剤薬局にも事務の仕事があります。同じレセプト業務でも、介護事務なら介護報酬、調剤薬局事務なら調剤報酬に基づいた算出が必要になるなど、求められる知識は医療事務とは異なります。しかし、医療事務の資格を取得していれば、すでに持っている知識をアップデートさせる形で理解できるので、ゼロから挑戦するよりも楽に勉強を進められます。

介護事務や調剤薬局事務の資格を取得すると、介護施設や院内薬局、ドラッグストアなどに働き口がさらに広がります。また、介護や薬局に事業展開している医療法人では、より重宝される人材になれます。そうすれば、さらに自分に合った働き方ができるでしょう。

他の事務仕事に活かす

医療事務ではワードやエクセルを使用する機会も多くあります。そこで身につけた事務スキルは、他の事務職にも応用できます。仕事の範囲を事務仕事まで広げれば、時間や場所にとらわれない働き方もしやすくなります。どうしても在宅ワークで働きたいという人は医療事務を事務スキルとして活用してみてはいかがでしょうか。

普段は医療事務として働いて、スキマ時間に副業として事務仕事に取り組む、という働き方もおすすめです。

なお、事務系の仕事に役立つ資格として、MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)があります。

医療事務の資格を取る方法

医療事務の資格を取る方法として一般的なのは、「講座(通い・通信)」もしくは「独学」で学び、試験で合格することです。独学で取得する人もいますが、資格に挑戦することがそもそも初めてという方は、勉強の進め方を知るためにも講座を利用することをおすすめします。

どの講座を受講するかは、目指す資格によって決めます。というのも、医療事務の資格は、協会ごとに種類があるからです。メジャーなものは次の3つです。

  • 診療報酬請求事務能力認定試験
    厚生労働省が認定した試験。医療機関によっては資格手当が出る場合も。ただし難易度は高め。別の医療事務の資格を取得する、または実務経験を積んでから挑戦する人が多い。試験は年2回実施。公式サイトは→こちら
  • 医療事務管理士技能認定試験
    JSMA技能認定振興協会が管轄。医療事務のスキルをバランスよく身に付けることができる。難易度は講座受講生に合わせているので、受講していれば問題はない。試験は年6回実施。公式サイトは→こちら
  • 医療事務技能審査試験 メディカルクラーク(R)
    一般財団法人 日本医療教育財団が管轄する試験。特長は、試験が毎月、全国で実施されているため、受検しやすいこと。難易度は講座受講生に合わせたもの。公式サイトは→こちら

その他に、全国医療福祉協会が実施する医科2級医療事務実務能力認定試験や、日本医療事務協会が実施する医療事務検定試験などがあります。

試験は学科と実技で行われるものがほとんです。学科は、参考書や資料の持ち込みがOKなので、得点するのはそう難しくはないでしょう。試験によっては自宅で受検可能なものもあります。

実技では、実務のスキルが問われます。レセプト業務では、作成から点検までを確実にこなせるようにしておきましょう。

まとめ

医療事務は事務系仕事で人気の資格です。副業としてスキマ時間にパートをしたいと考えている人は、取得して損はないといえます。また、今は時間があまりないけれど、将来は本格的に働きたいと考えている人にも、安定して働き口がある医療事務はぴったりです。今のうちに取得しておくことをおすすめします。

医療事務の資格を目指す方に資格講座を紹介します。費用や教材などをよく吟味し、自分に合った講座を選んでください。

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