
はじめに
もともと女性に人気が高い資格として知られるアロマテラピー。最近のストレス社会の影響もあってリラクゼーションや癒しに関心を持った人が多く学ぶようになりました。今回は、アロマテラピーの資格を取得するための基礎知識から資格を利用してどのような副業ができるのかまで紹介します。
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アロマテラピーとは
アロマテラピーは、フランスのルネ・モーリス・ガットフォセという香りの研究者が開発したといわれる「芳香療法」です。植物から採取されるピュアな精油(エッセンシャルオイル)を使うことで、心身に様々な効能をもたらします。
「アロマテラピー」とよく似た言葉で「アロマセラピー」という言葉がありますが、この2つはフランス語読みか英語読みかだけの違いで意味は同じです。「テラピー」がフランス語、「セラピー」が英語読みをそれぞれ日本語表記したものと考えましょう。
アロマテラピーのように植物の香りを利用した療法は古くから存在していました。日本では趣味の一環としてアロマテラピーを行っている人も多く見られますが、ヨーロッパではアロマテラピーを医療行為としている国もあります。
アロマテラピーの定義
アロマテラピーの定義は様々ですが、アロマテラピー関連で唯一内閣府に認定された公益法人「日本アロマ環境協会(AEAJ)」によると以下のような定義がなされています。
「アロマテラピーは、植物から抽出した香り成分である精油(エッセンシャルオイル)を使って、美と健康に役立てていく自然療法」
アロマセラピーの研究が進んだ現代では、アロマテラピーは美容・介護・医療など様々な場面で活用されています。
アロマテラピーの効果
アロマテラピーは、精油の種類に応じて様々な効能をもたらしてくれます。今までにアロマを使ったことがある人もいるかもしれませんが、たとえば「睡眠の質の改善」や「リラックスやリフレッシュ、「消化の促進と食欲の向上」といった効果が期待できます。
アロマテラピーは精神面・身体面の双方に効果があり、香りによってリラックス効果や幸福感、痛みの緩和などが得られます。
アロマテラピーの資格の種類
ひとえにアロマテラピーの資格といっても、いくつか種類があります。今回は、冒頭でご紹介した「AEAJ」にて取得できる資格・検定を紹介します。主な資格・検定は下記の通りです。
- アロマテラピー検定(1級、2級)
- アロマテラピーアドバイザー
- アロマテラピーインストラクター
- アロマセラピスト
- アロマブレンドデザイナー
- アロマハンドセラピスト
「AEAJ」で資格を取得していくには、まずはアロマテラピー検定1級に合格する必要があります。その次はアロマテラピーアドバイザーの取得というように、ステップアップを目指していきましょう。
副業でアロマテラピーの資格をおすすめする理由
副業でアロマテラピーをおすすめする理由としては、主に3つあります。たとえばこれからスキルを生かして教室を開きたい場合、アロマテラピーであれば女性を中心に高い需要が見込めます。
また、アロマオイルさえあれば特に設備がなくても講座を開けるため、たとえば少人数相手であれば自宅でも教室を開けます。やり方によっては、オンラインの開講も可能でしょう。
最後に、アロマの知識はプライベートでも活用できます。アロマテラピーの正しい知識や活用方法を使って、自分や家族のプライベート空間を更に充実させることができます。いろいろな精油を試しながら心身の健康を維持できるため、身につけて損がないスキルといえるでしょう。
アロマテラピーでできる副業と報酬の相場は?
今まで紹介したアロマテラピーの資格を活用すると、どのような副業ができるのでしょうか?また実際に副業をした場合、報酬の相場はいくらぐらいなのでしょうか?
職種によっても必要な資格が違うため、報酬の相場をふまえて副業の職種を選びましょう。
可能な副業の種類
アロマテラピーの資格は単体で活用するだけではなく、他の資格や本業との組み合わせでも役に立つことがあります。今回は副業の職種のみを紹介しますが、ほかに組み合わせできるものがないか、自分自身のスキルや経験を棚卸ししてみるのもおすすめです。
アロマ関連商品のショップ
店舗などでお客様へ精油やアロマグッズの使い方などを販売する仕事です。アロマテラピーアドバイザーとして得た知識を活用ができます。
リラクゼーションサロンやエステサロン
アロマセラピストやアロマハンドセラピストの資格を活用して、精油を使い、お客様へトリートメントなどを行う仕事です。
アロマテラピー教室
アロマテラピーインストラクターとして、自宅などを使い、教室を開き、アロマテラピーについて人に教える仕事です。
アロマ空間デザイナー
副業としては、ハードルが高くなりますが、ホテルロビーや商業施設、オフィスなどの場所に香りの空間演出をする仕事です。アロマブレンドデザイナーやアロマテラピーアドバイザーの資格が活用できます。
報酬の相場
気になる報酬の相場ですが、アロマセラピストのアルバイトの場合は、時給900円〜1,200円が一般的な相場です。時給の他に「完全出来高制」や「完全歩合制」を採用しているところもあります。ただし、自宅でアロマテラピー教室を開く場合の相場は、これという金額はなく、近隣の競合を調査した上で価格設定が必要です。
実際に募集しているアロマテラピーの副業収入の相場は?
それでは、実際にアロマテラピーを活用した副業での収入はどのくらいなのでしょうか。今回は、求人サイトとして有名なIndeed(インディード)とスキルマーケットのココナラの2つで実際、募集されている事例を紹介します。
求人サイトとスキル販売のサイトでは傾向が違うため、事前に把握しておくことで仕事の幅を広げることができます。
インディード
求人サイトのインディードでは、店舗での商品販売やヘッドスパ、アロマセラピストをはじめ、病院やデイケアサービスでのカルチャー講師などが多岐に渡って募集されています。
地域によって報酬額は異なりますが、店舗での商品販売では時給950円〜1,500円が相場です。また、ヘッドスパやアロマセラピストですと、時給1,000円〜2,000円と店舗によって違いが見られます。
病院やデイケアサービスでのカルチャー講師では、時給1,000円〜1,200円と講師業としては少し低めの時給で募集されています。
ココナラ
個人のスキルを売って収入を得るココナラでは、圧倒的にアドバイザーやカウンセラー、Webセミナー講師として、ご自身のサービスを販売されている方が多いです。販売価格としては、1回につき1,000円〜2,000円が相場のようです。
基本的にはお客様が自分でオイルを用意してもらい、その正しい使用方法などをレクチャーする形式の方が多く見られます。アロマテラピーは人気が高い資格ですので、ココナラでの出品数は多く、競争率は非常に高いといえます。
ネットの開業サービスやオリジナルサイトを作成して集客する
さまざまなサービスを自分で行う副業といえども宣伝は必要です。特にスマホ時代の今はスマホとPCの両方でアピールできるWebサイトは必須。
Webショップやサイトを作成するなら、ネットショップが手軽に開設できるXserverショップや、CMでもおなじみのBASE
などがおすすめの他、スキルをアピールして副業として稼げるココナラ
などの利用を考えましょう。
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アロマテラピーで副業する際の注意点とは?
アロマテラピーを活用しての副業をする前に、いくつか注意したいポイントがあります。確認すべき項目を最後にチェックしていきましょう。
法律に注意する
アロマセラピストとして副業をする際には、法律的に問題ないかも確認しておきましょう。アロマテラピーを直接的に取り締まる法律はありませんが、アロマセラピストの方が行うトリートメントによく似た言葉でマッサージがあります。
マッサージは医療行為にあたるため、「あん摩マッサージ指圧師」という国家資格が必要です。リラクゼーションとしてのトリートメントやもみほぐしであれば問題ありませんが、法律上の規制には十分注意しておきましょう。
勤務先は副業が可能か確認
どんな副業でも、自分が務めている会社が副業OKなのかどうかはチェックしておきましょう。会社によっては、たとえば副業の全面禁止や副業可能な業界を規約で制限しているケースがあります。会社の規約があるにも関わらず副業をしていると、バレたときには職を失うリスクがあります。不要なトラブルを避けるためにも事前の確認をおすすめします。
まとめ
アロマテラピーの資格は、さまざまな業界で通用する素敵な資格です。アロマテラピーを活用した治療を行っている医療施設や介護施設も増えています。
また、アロマディフューザーを感染予防対策として利用するケースが増えていることから、香りへのニーズはますます高まっています。今のうちにアロマテラピーの資格をとって、香りのスペシャリストとしての副業にしてみましょう。