はじめに〜アンケートモニターの仕事とは〜
アンケートモニターは、スキマ時間でお金を稼ぎたい人におすすめの副業です。仕事内容は、ただアンケートに回答するだけ。アンケートに答えるとサイト上でポイントが加算され、現金や電子マネーなどに交換できます。
こうしたアンケートは、一般企業が商品開発や売上拡大を目指し、消費者の声を聞くことを目的に行われています。「消費者の声から生まれました」という商品には、実はこうしたアンケートから誕生しているものもあります。つまり、アンケートモニターは企業に協力することで、そのお返しに報酬を受け取れる仕組みなのです。
本記事では、そんなアンケートモニターを副業にして収入を得るノウハウをお伝えします。時給など、時間に縛られることなく、自由に選べるのがいいですね。
アンケートモニターが副業に向いている理由
スキル不要で気軽にはじめられる
簡単な質問に答えるだけなので、特別なスキルは必要ありません。さらに初期投資も不要です。スマホやパソコン、ネット環境さえあれば、いつでもどこでも気軽にはじめられます。
最小限の時間と労力で稼ぐことができるので、仕事や家事・育児で忙しい人の副業にも適しています。
スキマ時間でマイペースにできる
24時間、自分の好きなときにできるのもアンケートの特徴です。家事や育児の手が空いたときや、仕事の休憩時間や通勤電車、さらには目が冴えてしまった深夜でも、思い立ったときにすぐ稼ぐことができます。
また、アンケートモニターにはノルマがありません。そのため、自分の懐具合やモチベーションに合わせて、マイペースに取り組むことが可能です。
本業やメイン副業と並行しやすい
アンケートモニターの中でも、アンケートや商品モニターは時間の拘束がほとんどありません。そのため、本業やメイン副業の合間を縫い、無駄な時間や労力を使わずに取り組めるのがメリットと言えます。
さらに、雇用契約を結んで働くわけではないので、アンケートモニターで報酬を得ていることが会社や雇用主にバレるリスクは低いでしょう。
アンケートモニターでお金を稼ぐ手順
アンケートモニターでは、たった4ステップで収入を得ることができます。以下はWEBアンケートの場合の手順です。
1.アンケートサイトに会員登録
2.アンケートに回答する
3.ポイントが貯まる
4.貯まったポイントを交換する
異なるアンケート形式だと、「2.アンケートに回答する」の内容が少し違ってきます。以下がそれぞれの大まかな手順になります。
・郵送アンケート
郵送アンケートの案件に応募します。その後、郵送されてきたアンケートを記入して返送します。
・商品モニター
商品モニターの案件に応募します。その後、郵送されてきた商品を使用して、その感想をもとにアンケートを記入します。
・会場調査
会場調査の案件に応募します。指定の日時に会場に赴き、実際に商品やサービスを体験します。その感想をもとに、アンケートやインタビューに回答します。
・個別インタビュー
個別インタビューの案件に応募します。指定の日時に会場に赴き、実際に商品やサービスを体験します。また、企業の人が自宅に訪問してインタビューを行う場合もあります。
・グループインタビュー(座談会)
グループインタビューの案件に応募します。指定の日時に会場に赴き、複数人で主催企業の商品やサービスについてインタビューを受けます。
・覆面調査
覆面調査の案件に応募します。実際にお客さんとして店舗に赴き、サービスを受けます。接客や衛生状態など、あらかじめ複数のチェック項目が示されており、それに基づいて店舗を評価します。
アンケートモニターを効率的こなすコツ
アンケートモニターは単価が安いので、気長に取り組むことが大切です。コツコツと頑張れば月に10,000円以上稼ぐのも夢ではありません。効率的に収入を得るために気をつけておきたいことを3点ご説明します。
複数のアンケートサイトに登録する
アンケートモニターの収入を増やすには、とにかく数をこなすことが大切です。多くのアンケートモニターは複数のアンケートサイトを掛け持ちしています。1つのサイトでは案件数も限られてくるため、より高額の収入を得たいのであれば、さまざまなアンケートサイトへの登録は不可欠です。
おすすめのサイトを紹介しているので、そちらも参考に掛け持ちサイトを選んでみてください。
アンケートサイト専用のメールアドレスを作る
アンケートサイトの多くが、登録者に適したアンケートが出たときにメールでお知らせしてくれます。良い案件を見逃さないためにも、専用のメールアドレスを作るのがおすすめです。
また、普段使っているメールアドレスで複数のアンケートサイトに登録すると、重要な連絡が大量のメールに流れてしまう危険性もあります。副業に励むあまり、本業や私生活を蔑ろにしてしまわないためにも、しっかりとメール管理を行うようにしましょう。
いろんな種類のアンケートに挑戦する
「はじめに」で述べた通り、アンケートにもさまざまな種類が存在します。最も多いのは、スマホ1台で完結できるWEBアンケートです。その他にも、発売前の商品を先取りできる商品モニター、個別や座談会でのインタビューなど、アンケートの形態は多岐にわたります。
手間がかかる案件ほど単価は上がりますが、その分、応募者の倍率も高くなります。また、東京都内での開催が多いため、地方在住の人は不利になるかもしれません。
高額報酬が得られる案件を頼りとするのではなく、WEBアンケートや商品モニターを中心に取り組んでいくとよいでしょう。
安全性が高いサービスの見分け方
アンケートサイトに登録する際には、個人情報の入力が求められる場合が多いです。大切な個人情報を守るためにも、信頼できる運営会社かどうかを事前に確認することが大切です。以下3点が主な指標となっています。
サイトがSSL暗号化通信を採用
SSL暗号化通信とは、データの送受信を暗号化することで、大切な情報が盗まれることを防ぐ手段です。スマホやパソコンのブラウザでは、サイトの上部にURLが表示されます。その先頭が「https://」であればSSL通信が採用されているため、安心してサービスを利用することができます。
プライバシーマークもしくはISMS認証を受けている
日本情報経済社会推進協会によって、個人情報の保護体制が整備されていることを示すのがプライバシーマーク(Pマーク)です。ハイレベルな個人情報の管理体制が確立・運用されていることを示しているため、信頼度の高いサービスであると言えます。
またISMS認証も情報セキュリティに関する国際規格です。プライバシーマーク(Pマーク)の範囲を網羅しているので、安心して使えるサービスの証拠となっています。
運営会社がJMRA会員に加入
日本の代表的な調査専門機関、リサーチユーザーである企業や団体などで構成される、日本マーケティング・リサーチ協会(JMRA)の会員であることを示しています。「運営会社がJMRA会員ではない=危険」とは言えませんが、サービスの信頼度を測る指標の1つになるでしょう。
アンケートモニターに確定申告は必要?
アンケートモニターで確定申告が必要となるのは、年20万円以上稼いだ場合です。ここで気をつけておきたいのは課税のタイミング。課税対象となるのは、ポイントを現金や電子マネーに交換した時点です。つまり、20万円相当のポイントを保有していても、現金や電子マネーに交換していなければ課税対象にはならず、確定申告が求められることもありません。
また、20万円というのは副業で得た収入の合計です。メイン副業のある人や、投資や広告収入などで利益を得ている人は、その所得も含まれることを念頭に置いておきましょう。
まとめ
アンケートモニターは手軽な副業ですが、その分、地道に取り組むことが求められます。すぐに高額の収入を得られるわけではありませんが、まずは1ヶ月だけでも継続してみてください。「塵も積もれば山となる」を実感できると思います。
仕事や家事・育児の気分転換にも、ぜひアンケートモニターに挑戦してみてください。