オンラインでコミュニケーション力を高める方法

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オンライン授業でスキルアップ
オンラインには新しいコミュニケーションスキルが必要
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大学の双方向型授業とオンデマンド授業

大学生など、オンライン授業で磨きたいコミュニケーション力を5つご説明します。

オンライン授業は「双方向型授業」と「オンデマンド授業」が主流となっています。

双方向型授業とは、ZoomやTeamsなどのWEBミーティングツールを用いて、リアルタイムで授業を受ける形式です。大人数の講義ではカメラやマイクをオフにして、チャットやコメントで授業に参加するのが主流です。ゼミや語学など少人数の授業では、カメラやマイクを起動させることもあります。

一方でオンデマンド授業は、あらかじめ録画された動画を視聴して学びます。StreamやYouTubeの限定公開機能などを利用することが多いようです。

いずれの場合でも、従来のような対人でのコミュニケーション能力に加えて、オンライン上で意思疎通を図るための力が求められます。本記事ではオンライン授業で身につけたい力を具体的に解説していきます。

現状をつかんで物事を進める力

物事を円滑に進めるスキルが身につく
現状を見ながら物事を進めるスキルを得る

先ほども述べた通り、規模やルールによって授業への参加方法は異なります。

チャットやコメントを用いるときに気をつけたいのが、コメントは必要最低限に留めるということ。オンライン上で周囲に良い印象を与えたいと思い、むやみに「よろしくお願いいたします」「ありがとうございます」などと送ってはいませんか。挨拶は大切ですが、コメントはリアクションを求められたときと意見や質問があるときにするとよいでしょう。

自由な発言が許される場でも、挙手や何らかの合図をしてから発言するとよいでしょう。話すタイミングがかぶると、複数人の音声が入り乱れ、タイムロスにもつながります。他者の存在が希薄に感じられるオンラインだからこそ、周囲に気を配ることで、状況を見ながら物事を進めるスキルが身につきます。

就職活動でもグループディスカッションという選考があります。多くの学生が勘違いしているかもしれませんが、リーダーや時間係、書記係など、役職に就いていれば評価されるとは限りません。意外と見られているのが班員への配慮や、意見の要約ができているかという点。状況を俯瞰して、自分の役割を把握できる力をオンライン授業で養っておきましょう。

環境を把握する力

オンラインならではの身だしなみがある
オンラインは環境も身だしなみ

正直、オンライン授業の学習環境はそれほどよくありません。カメラやマイクを用いての授業で重要となるのは環境です。オンラインで授業を受けているとあまり実感はありませんが、複数人が顔を合わせる場であることは、従来の授業スタイルと同様です。環境まで気を配ることが、オンラインにおける身だしなみといえるでしょう。そこで意識を持つことを習慣化すれば、環境を把握するスキルが自然と身につきますさて、環境の中では、特に気をつけるべきなのは音と明るさです。

静かなところで授業を受ける

学生の中には、飲食店やカラオケ店でオンライン授業を受ける人もいるそうです。しかし、こうした場所で授業に参加するのは避けたほうがよいかもしれません。意外と店内BGMや周囲の物音が大きく、他の学生の妨げとなる可能性があります。

家族と住んでいる場合など、自宅自体が賑やかなときは、壁やドアに厚手の布をかけておくだけでもかなり音が緩和されます。

表情がはっきりと見える明るさで

ビデオがオンになっていても、暗すぎて表情が見えない学生は多くいます。メラビアンの法則によると、視覚・聴覚・言語(話の内容)の3つが相手に与える印象は、視覚情報が最も大きく55%を占めているといいます。今後、行われる対面授業のことを考えると、なるべく教授や他の学生には好印象を与えておきたいところです。

デスクライトを前に設置したり、窓の前に移動したりして、表情がよく見える環境を整えてみてください。

パソコンの基本操作や文書作成の力

オンラインでPCスキルのアップ
PCやソフトが使えるように

オンライン授業でパソコンが必需品となり、要求されるスキルの難易度も高くなっています。

意外にも多く見受けられるのが、WordやExcel、PowerPointなど、基本的なツールを使いこなせていない学生です。従来式の対面授業で出欠を取るときは、コメントペーパーの提出や学生証ICの読み込みなど、どちらかといえばアナログな方法が採用されていました。課題や準備でパソコンを使うことはありましたが、それでも学内パソコンで足りる程度でした。自分用の端末を持っていないという学生も少なくなかったと思います。

そんな私たちの世代が社会人になったのは、ちょうどコロナ禍の真っ只中でした。ただでさえ慣れない社会人生活ですが、特に戸惑っていたのは、今まであまりパソコンに触れてこなかった人たちでした。オンライン研修を受け、課題を指示される中で、序盤からかなり高度なWordやExcelのスキルが求められたそうです。なんとかインターネットで調べながらこなしていましたが、学生時代に勉強しておくべきだったという声が聞かれました。

コロナ収束後も、オンライン研修やE-Learningは継続する可能性があります。学生時代のうちに基本操作や文書作成の能力を身につけ、将来、社会人として良いスタートダッシュを切れるようにしておきましょう。

相手目線でわかりやすく伝える力

相手への伝え方が大切
コミュニケーションの目的は相互理解

対面の機会が減ったことで、テキストでのコミュニケーションが大幅に増えました。文章でやり取りをしていると、相手と話が噛み合わず、上手く意思疎通できないことがあります。これを少しでも減らすために、以下の3点を意識して、受け手にとってわかりやすい文章を心がけましょう。

一文は短く

× シェイクスピアの表現には、現代英語の慣用句の起源となっているものもいくつかあり、彼が後世に与えた影響は計り知れないといえるでしょう。

◎ シェイクスピアの表現には、現代英語の慣用句の起源となるものがあります。彼が後世に与えた影響は計り知れません。

熟語の多用を避ける

× 配布済の資料を概括後、各自見解を口述頂きます。

◎ 配布した資料に目を通し、それぞれに意見を述べてもらいます。

連絡事項は改行で区切る

× 10月15日(木)14:00-14:30にZoomで打ち合わせをします。URLは後日メールで送ります。テキストを用意しておいてください

◎ 打ち合わせのお知らせ
日時:10月15日(木)14:00-14:30
場所:Zoom(URLは後日メールで送ります)
用意するもの:テキスト

どんな状況下でも主体的な行動力

対面授業が徐々に復活してきたとはいえ、まだまだ従来の大学生活には程遠い状況です。とりわけ単位に余裕のある高年次の学生は、時間を持て余しているのではないでしょうか。アルバイトに身を投じるのもよいですが、この時間を利用して、今できることに挑戦してみてはいかがでしょうか。

緊急事態宣言下で、星野源さんが「うちで踊ろう」の動画で話題になりました。あの動画はまさに今(当時)できることでした。InstagramやYouTubeでコンテンツを発信したり、はてなブログやnoteで文章を綴ったり、アフィリエイトに挑戦してみたりと、インターネット上でもできることはたくさんあります。個人でするのは難しいという人は、友人や仲間を巻き込んでみてはいかがでしょうか。

就職活動でもコロナ禍の過ごし方について質問されることがあるようです。大学生活が停滞する時期だからこそ、主体的に何かに取り組んだことは高く評価されるでしょう。

まとめ

すべてのコミュニケーション力に共通するのは、他者目線に立って考えるということ。オンラインだと1人の時間も増え、個を意識しがちですが、オンラインだからこそ周囲を見ながら行動することが重要です。

□ 実際に講義室にいる気分で臨む
□ 画面に映る自分は、ワイプに映る芸能人
□ 基本的なPC操作は社会人になるための準備
□ 相手にとってわかりやすい文章を
□ 逆境でも自分にできることを考えて行動する

オンライン授業は不自由なことが多いかもしれません。学生が声を上げても、残念ながら適切なサポートがなされない場合もあるでしょう。そんなときに本記事を参考にし、この状況を糧としてスキルを磨く学生が1人でも増えることを願っています。

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